悪マニvsZAKZAKその後

悪徳商法?マニアックス産経新聞社の本間さんとの著作権侵害問題での対立は、当該記事の個人名部分を悪マニ管理人のBeyondさんが伏字にすることで和解、取り下げ*1という形になりました。
この転載記事には、2つの問題点がありました。

  1. 記事を無断転載していた著作権法違反
  2. 無断転載された元記事に名誉毀損があった

二点とも本間さん側に理があります。著作権法違反問題は、この記事に独自性があるか、それとも事実の開示にとどまるのかという争点がありますが、今までの判例からすれば独自性の主張が通りそうです。名誉毀損は言わずもがな。
最初、本間さんは「著作権法違反」をたてに、記事削除を要求しました。それがはねつけられると一転、「名誉毀損」を持ち出してきました。
本間さんの行為そのものの問題点は以下のとおり。

  1. 最初の主張(著作権侵害)と、真の主張(名誉毀損)に食い違いがあること
  2. 本間さん独自で動き、法務部や広報と相談した形跡がないこと
  3. メールでの返答がないからといって、第三者が介在できる会議室(掲示板)に舞台を移したこと
  4. 舞台を移しておいて、「メールか電話で」と主張したこと

三者が介在できる場に移したということは、その議論に第三者が入り論点が拡散してしまう恐れがあります。そして実際に論点が拡散してしまいました。また、削除を求めた記事そのものが人目に晒される結果にもなりました。

*1:民事裁判じゃないって>私